HOTELS
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ナショナルホテル
一時期私は出かける先々で由緒や歴史をあわせもつホテルを選んで泊まりました。 そうしたホテルのひとつがここ、 ナショナルホテルです。
モスクワの都心に、クレムリンを囲んで三角形を描く道路がありますが、その一辺に面した場所に建っています。 目前の交差点の真下は地下鉄の駅です。 当時の呼び方ですとプロスペクト・マルクサとかいったはずです。 主要路線そうしの乗換駅だったと記憶しています。 帝政ロシアの時代から続く由緒あるホテルで、革命前にレーニンも滞在しています。 有名なアストリアホテルほどの豪華さもないし、ロシアホテルの壮大さもありません。 こじんまりと質素な佇まいです。 建物はなるほど年代もので内部は廊下も部屋も天井が高い。 窓自体が縦長です。 ここのレストランで朝食のとき、共同通信でしたか記者の方と同席し、いろいろ話を聞くことが出来ました。 個人でここに泊まる日本人は少ないとのことでした。
スタジアムマーヤ
ホテルではありません。 ユースホステルです。 欧州ではユースホステルというしくみが発達し、定着していると聞きました。 日本では事前の予約がないと泊まれないとか、門限が厳しいとか、あまり芳しい評判をききませんでした。 だから国内では一度も利用したことはなかったのです。
場所は、ヘルシンキ市内。 オリンピックスタジアムのスタンド下の一部を宿泊施設として利用しています。 中央駅から市電で5つ目くらいの中心地にあって、交通が便利なのでここ二きめました。 もちろん、予約など一切なしです。
ドミトリーといって大勢の部屋であれば空きがある。 といわれて即決。 朝食付きでも3000円でお釣りがきました。 泊まったのが私の30回目の誕生日だったことも手伝って強く印象に残っています。