とっておきの乗り物
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新幹線試験車両
1963(昭和38)年8月に撮影した写真です。 新幹線の開業がこの翌年、1964年10月ですから、試験時の記録ということになります。 少年がふたり写っていますが、大きい方が私で当時6歳。 隣は弟です。
神奈川県小田原市に走行試験場があって、ここで車両の試験が繰り返されていました。 したがって車内には様々な計測機器がところ狭しと並んでいたのを記憶しています。 部分的に完成車とほぼ同様の座席になっていて、その肘掛をしっかり握った私の姿も別の写真に残っています。
現在、試験段階にあるリニアモーターカーの実験線が山梨県にあって、体験乗車の募集が繰り返されています。 何度申し込んでも抽選漏れで実現しませんが、こんどはわが子らをそちらに乗せたいものです。
トライデント
古いジェット旅客機であり、もともと多くはつくられなかったので、おそらく現在この機体に乗るチャンスはほとんどないと思われます。
機種名は、ホーカー・シドレイ・トライデントといって、英国製の旅客機です。 航空機産業の分野で米国に圧倒されっぱなしの英国で、おそまきながら市場のニーズを踏まえて開発されたという話を聞きました。 定員100人ちょっとのこじんまりした3発のレイアウトで、サイズはボーイング737と同程度。 エンジンマウントの形態はボーイング727と同じです。 飛行機博物館といわれていた中国の国内路線で一度だけ搭乗したときの写真で、南寧空港でのものです。