駅(えき)での投影
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国境駅の始発列車
国境の駅というのを何度となく通過しました。 主にヨーロッパが多いのですが、西ヨーロッパでは各国の協調関係がうまくいっているので走行中に警察官が乗り込んできてパスポートを見るだけという簡単なものでした。 夜行列車などでは何のチェックもないこともありました。 一方、社会体制の異なる国どうしの国境となると事情は一変、手続きもチェックもそれは厳重なものでした。
そんな一例が写真の駅です。 深圳駅です。 英国直轄植民地時代の香港と共産党中国の国境駅です。 深圳駅は中国側の駅ということになります。 空港と同じような審査ゲートを通過して、各種の荷物検査もありました。 それらの脇には銃をもった人民解放軍兵士がいます。 ものものしい雰囲気で国境を通過して出てきた先が、この風景です。 ホームで出発を待つツートンカラーの車両は広州行きの急行です。 ここからは北京行きも発車します。
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